『試して理解 Linuxのしくみ』読書メモ (1)
読書メモ。
[試して理解]Linuxのしくみ ~実験と図解で学ぶOSとハードウェアの基礎知識
- 作者: 武内覚
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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環境
第1章 コンピュータシステムの概要
ハードウェアの構成
コンピュータは主に次のようなハードウェアで構成される。
- CPU
- メモリ(主記憶装置)
- 外部デバイス
- 入出力デバイス(ディスプレイ、キーボード、…)
- ストレージ(補助記憶装置)
- ネットワークアダプタ
ハードウェアは次のような流れで処理を実行する。
- 入力を受け付け、CPUに処理を依頼する。
- メモリ上のプログラムを読み出しCPUで実行、結果をメモリに書き込む。
- メモリ上のデータをストレージに書き込んだりデバイスに出力する。
プロセス
OSはプログラムをプロセス単位で実行する。
各プロセスはデバイスドライバを介してデバイスにアクセスする。 同種のデバイスでインタフェースは共通となっている。
CPUモード
CPUの動作モードは2種類あり、通常のプロセスが利用できる機能に制限がかけられている。
カーネル
OSの核となる処理がまとまったプログラム。
カーネルはシステムの搭載するCPUやメモリのリソースを管理し、各プロセスに割り当てる。
カーネルの提供する機能は、システムコールを介して利用できる。
ストレージの処理
ストレージデバイスに保持されるデータは、通常ファイルシステムを介してアクセスする。
システムは次のような流れでストレージからロードされる。